
【鶴岡街宿 ブログ企画】
鶴岡の旅 食彩のしおりでは鶴岡街宿に加盟する各宿が鶴岡の魅力あふれる食の世界を素朴な一汁三菜をベースとした食膳スタイルにしてご紹介します。
鶴岡伝統の逸品から現代風のアレンジを加えて作る宿オリジナルの逸品まで、季節感や地域色を生かしたバランスのとれた一汁三菜で、鶴岡に暮らす私たちの食の世界をお楽しみ下さい。
村上屋旅館の食彩のしおり / 鶴岡の旅 食彩のしおり 一月

◆ 一月の献立
・ 浅月の酢味噌和え
・ お刺身の三点盛り
・ 牛スネ肉の赤ワイン煮
・ 寒鱈のどんがら汁
・ ご飯(鱈子の醤油漬のせ)
・ 香のもの(茄子の粕漬と赤かぶ甘酢漬)

Q これはどんなお料理ですか?
A 浅月をサッと湯通ししたものをイカと合わせ酢味噌和えにしたものです。
Q 浅月はネギの一種なんですね?
A そうですね。全国的には分葱(わけぎ)や小葱と言った方が分かりやすいかと思いますが、ここ鶴岡・庄内地方では芽が出てまだ日の浅い芽葱の時に摘み採って料理に使います。さっと湯通ししてすぐ冷水に晒すことで、鮮やかな緑、爽やかな辛味、歯触りのよい食感が楽しめる食材ですね。同じく湯通ししたイカと共に酢味噌で頂くこの料理は、この地方の伝統料理の一つとなっています。

Q これはどんなお料理ですか?
A 平目とヤリイカ、茹タコを使ってお刺身の三点盛りにしました。
Q ヤリイカ、美味しいですよね?
A ヤリイカは晩秋から冬にかけて獲れるイカなのですか、夏のするめイカよりも歯応えや甘味も強くとても美味しいイカですね。冬の庄内浜では盛り合わせている平目や、今回一汁としてご用意した寒鱈(寒鱈のどんがら汁)と共に秋冬の代表的なお魚となっています。

Q これはどんなお料理ですか?
A 牛スネ肉を赤ワインで煮込んだ一品です。
Q 赤ワインで煮込むのですね?
A はい、最初から赤ワインを張った鍋にスネ肉を入れて柔らかくなるまでじっくり煮込んでいます。赤ワインの程良い酸味が牛肉の煮込みには合いますね。付け合わせに野菜を添え、仕上げに生クリームをかける事でさっぱりとした中に生クリームのコクが加わって食べ応えのある一品になっています。
_ありがとうございました。
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