
【鶴岡街宿 ブログ企画】
鶴岡の旅 食彩のしおりでは鶴岡街宿に加盟する各宿が鶴岡の魅力あふれる食の世界を素朴な一汁三菜をベースとした食膳スタイルにしてご紹介します。
鶴岡伝統の逸品から現代風のアレンジを加えて作る宿オリジナルの逸品まで、季節感や地域色を生かしたバランスのとれた一汁三菜で、鶴岡に暮らす私たちの食の世界をお楽しみ下さい。
石狩屋旅館の食彩のしおり / 鶴岡の旅 食彩のしおり 四月

◆ 四月の一汁三菜
・ 山独活のきんぴら
・ 庄内豚と大根の塩スープ仕立て
・ 小鯛の姿造り
・ 生わかめと庄内麩のお味噌汁
・ ご飯(地元農家から直接仕入れた庄内米を使用)
・ 香のもの(胡瓜の辛子漬け)

Q これはどんなお料理ですか?
A 山独活(うど)を甘辛いタレを絡めてきんぴらにした一品です。
Q 山菜の中でも独活は苦みが強くて苦手な方も多いのではないですか?
A そうですね、苦味は強いですが、日本料理の世界では「春は苦みを盛る」と言いまして、春を代表する山菜などは特にこの苦みがあってこその美味しさとも言えます。ただ、シャキシャキとした食感を良くするために苦みの最も強い外の皮を薄く剥いた上で甘辛いタレを絡めていますので、独活はちょっと苦手と言う方にも美味しく食べて頂ければ嬉しく思います。

Q これはどんなお料理ですか?
A 庄内豚をふんだんに使って大根やその他のお野菜と柔らかく煮込んだ塩味のスープ仕立てとなっています。
Q どんなところに特徴があるのでしょうか?
A 庄内は臭みも少なく肉質も軟らかい豚肉の名産地となっています。当館ではその豚の三枚肉の脂面に一度フライパンで焼きを入れ、余分な脂分を落とした上でシンプルな塩味のスープに仕立てていますので、臭みがないばかりか豚肉の芳醇なコクと香りが存分に楽しめ、しかも意外とヘルシーにお食べ頂けるかと思っています。今回は文字通り春に採れた柔らかな春菊と柚子胡椒(ゆずこしょう)を香りづけに添えています。

Q これはどんなお料理ですか?
A 庄内浜に上がった新鮮な小鯛を姿造りにしています。
Q 小鯛を使うところに意味はあるのですか?
A 日本海に面した庄内の海は太平洋側とはまた違った海産物の宝庫なのですが、ここ庄内浜では小さなものから大きなものまで、魚の代名詞とも言える真鯛も多く獲れています。今日はこの小鯛を一人前として姿造りにしましたが、魚種に拘わらず安くて新鮮なものが手に入れば年間を通して姿造りにしてお出しする事もあるかと思います。
_ありがとうございました。
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